瀬尾礼子が初の緊縛作品に挑戦した渾身の一作。愛する夫と仕事を失った主人公が、絶望の淵で出会った男に身も心も縛られていく姿を克明に描き出している。美しい熟女である礼子の肢体が縄に絡まれ、その表情が徐々に服従の色に染まっていく様は圧巻。最初は抵抗していた彼女が、縄の快感に目覚め、やがて自ら縄を求めるようになる変化のプロセスが丁寧に描かれている。縄による拘束感と解放感の狭間で揺れ動く彼女の姿は、見る者の心を掴んで離さない。「やめて…」という言葉とは裏腹に、身体は正直に反応し、じっとりと汗を滲ませながら縄の虜になっていく。









